YAMAKIが取り組むサステナビリティ

サステナビリティ(sustainability)とは、「sustain(持続する)」と「able(〜できる)」が組み合わされた言葉で、日本語では「持続可能性」「持続することができる」などを意味します。2015年の国連サミットで「SDGs」=「2030年までの持続可能な開発目標」が採択されたことで認知が広まり、世界中でさまざまな取り組みがなされています。

山喜の社是(カンパニーポリシー)は
『最大の企業たらんより、最良の企業たれ』
弊社は従来より、この社是のもと「生活文化の向上への貢献」「会社に関わる全ての人々の繫栄と幸福に寄与」することを企業の使命としています。現在、サステナビリティへの取り組みもそのひとつであると考え、私たちにできることを随時実行しています。

山喜では3つの大きなテーマの中で、サステナビリティ社会の実現へ取り組んでいます。

エコロジカル

1.地球にやさしい商品

付属素材の改良

ワイシャツには、形を保つために複数のプラスチックの付属品が付いていますが、山喜では、それらのプラスチックを少しずつ削減。もしくは循環型の素材に変更しています。
もちろん「形を保ち、きれいな状態でお客様の手にお渡しする」という目的はそのままに。
※商品やブランドにより使用している付属品は異なります。

クリップの役割をもたせた紙台紙で『プラスチックを削減』

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ワイシャツはたたんだ状態でお店に並べられます。
配送中やお店に並んでいる間に広がらないよう、シャツは4本の「クリップ」で留めて、たたんだ状態をキープしています。昔は虫ピンで留められていましたが、1990年代にお客様の安全のためプラスチックのクリップになり、現在にいたります。
このクリップを削減するために、「クリップの役割をもたせた紙の台紙」を新しく開発。
「形を保ち、きれいな状態でお客様の手にお渡しする」という目的はそのままに、プラスチックの使用を削減しています。
※一部商品が対象です。商品やブランドにより使用している付属品は異なります。

プラスチックの使用削減は、マイクロプラスチックの海洋流出を防ぎ、海の環境を守ります。

12 つくる責任 つかう責任 14 海の豊かさを守ろう

サポーターを紙にして『プラスチックを削減』

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シャツの襟は、着心地や見た目を左右する大切な部分。 配送中やお店に並んでいる間に、なるべく潰れたり歪んだりしないよう、襟には「サポーター」と呼ばれる付属品を付けています。 このサポーターは一般的にプラスチック製ですが、山喜では2020年より一部商品のサポーターを紙に変更。 「形を保ち、きれいな状態でお客様の手にお渡しする」という目的はそのままに、プラスチックの使用を削減しています。
※一部商品が対象です。商品やブランドにより使用している付属品は異なります。

プラスチックの使用削減は、マイクロプラスチックの海洋流出を防ぎ、海の環境を守ります。

12 つくる責任 つかう責任 14 海の豊かさを守ろう

プラスチックの仕上げ付属品を再生プラスチックにして『資源の循環』を

再生プラスチック

ワイシャツはたたんだ状態でお店に並べられます。 配送中やお店に並んでいる間に広がらないよう、シャツは4本の「クリップ」で留めて、たたんだ状態をキープ。また、襟がつぶれないよう、サポーターを入れています。 山喜では、このプラスチックのクリップとサポーターの素材を「再生プラスチック」に変更しています。
※一部商品が対象です。商品やブランドにより使用している付属品は異なります。

再生プラスチックを使用することは、以下のことにつながります。

  • ・ゴミを削減する
  • ・マイクロプラスチックの海洋流出を防ぐことにより海を守る
  • ・資源を循環させる

12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう

袋をバイオマス素材にして『CO2の排出を削減』『資源を守る』

バイオマス素材袋

シャツは、配送中などの汚れを防ぐためポリ袋に入れます。山喜では、このポリ袋の素材を「バイオマス素材」に変更しています。バイオマス素材とは、植物などの再生可能な有機資源を元にした素材です。
※バイオマス素材100%ではありません。商品やブランドにより使用している袋は異なります。

バイオマス素材の使用は、CO2排出を削減し地球温暖化を防ぐことにつながります。
また原料が石油でないため、限りある資源を守ることにつながります。

12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を

シャツの改良

ワイシャツの素材の多くは、主に綿とポリエステルです。
その中で一部の商品については、環境保護などにつながる素材を使用しています。

オーガニックコットン生地の使用で『環境保護』『働く人の環境を改善』

オーガニックコットン

山喜では、一部のシャツにオーガニックコットンを使用しています。 オーガニックコットンとは、「有機栽培で育てられた綿花」のこと。 栽培・生産・出荷などのすべての段階で、できるかぎり自然の状態で生産されています。土壌づくりの際に化学肥料や農薬を2〜3年間使用していないことや、働く人々の環境など、すべてが健全であることを目指して作られたコットンです。
※オーガニックコットンを使用しているのは一部商品です。

オーガニックコットンを使用することにより、

  • ・農薬の使用が少ないため、環境への負荷を減らし、栽培者の健康被害も減らせます。
  • ・労働者の雇用状態をチェックする決まりがあるため、児童労働が減り、子供に必要な学びを提供できます。
3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 12 つくる責任 つかう責任 15 陸の豊かさも守ろう

再生ポリエステル生地の使用で『プラスチックを削減』『CO2の排出を削減』

再生ポリエステル糸イメージ

山喜では、一部のシャツに再生ポリエステルを使用した生地を使っています。 再生ポリエステルとは、主に「ペットボトルをリサイクルさせたポリエステル」のこと。
※再生ポリエステルを使用しているのは一部商品です。

再生ポリエステルを使用することは、以下のことにつながります。

  • ・プラスチックゴミを削減する
  • ・マイクロプラスチックの海洋流出を防ぐことにより海を守る
  • ・循環型社会を実現する
  • ・生産時のエネルギーが少ないことによりCO2排出を削減する
12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう
働く環境

2.働く環境の整備

山喜では現在約1300人の社員が働いています。 ※子会社等含む
社員の健康を守り、男女問わず働きがいをもって長く快適に働けるよう、さまざまな環境を整えています。

有給休暇取得の推進

意識改革や申請方法の改良など、有給休暇を取得しやすい環境づくりをしています。
有給取得率は79.4%(2023年)
全国平均(56.6%/2020年)や厚生労働省目標(70%)より高くなっています。

短時間勤務

介護・出産・育児に関する休業、短時間勤務が可能

もちろん介護・育児に関しては男女とも取得することができます。
休業後も、原則同じ部署に復職。
休業実績も多く、近年の育児休業からの復帰率は100%です。また仕事と介護・育児を両立しやすいよう短時間勤務も用意しています。

時間差通勤制度の導入

それぞれの生活スタイルに合わせて、3種類の勤務時間が選べます。
都合により日ごとの変更も可能です。

社員の健康管理

社員の心と体の健康を維持するために、年に一度、健康診断とストレスチェックを行っています。

GLTD制度

病気やケガで働けなくなった際の収入減少に備える制度として、GLTD長期給与サポート制度を導入しています。

昼食補助

東京店には社員食堂があり、社員価格で昼食をとることができます。
ビル最上階にある明るくて開放的な食堂からは、スカイツリーも見えます。
※大阪店は仕出し弁当になります。

社販の実施

社内の商品は通常価格より割引で購入することが可能です。
年に2回のファミリーセールでは、更にお買い得な価格になります。

障がい者雇用の実施

2023年度現在、障がいをお持ちの方を雇用。
それぞれの特性を活かした働き方を促進し、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)実現への取組を進めています。

災害時を想定した社内備蓄品の準備

不測の事態でも社員が一定期間安全に過ごせるよう社内に食料や水などの備蓄品を準備しています。

3 すべての人に健康と福祉を 5 ジェンダー平等を実現しよう 8 働きがいも 経済成長も
社会貢献

3.その他の社会貢献

山喜では商品に関することや働き方以外にも、地球環境や人々の人権を守れるような、社会に貢献できる活動をしています。

FSC認証紙を使用して『森林の保全』

FSC認証紙

山喜では、株主様宛に年に2回お送りする資料の一部に「FSC認証紙」を使用しています。 FSC認証紙とは、適切に管理された森林の木材を使用した紙のこと。
※FSC認証紙を使用しているのは一部です。

違法伐採の木材を排除することで、限りある森林資源を守ります。 また、再生紙に比べて生産時のエネルギーが少ないことによりCO2の排出を削減します。

12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 15 陸の豊かさも守ろう

使用電力を減らし『CO2排出を削減』

二酸化炭素削減

山喜では、使用電力を減らす試みをしています。 2022年と2023年を比較すると、平均で約25%削減に成功。

●電気使用量の推移を社員で共有し、節電意識を高めています。
●適正温度設定の喚起をしています。(夏は27度、冬は22度)
●電気使用量監視システムで、使用量が増加しないようコントロールしています。
●社内の照明をLEDに変更しています。

電気の使用量を減らすことでエネルギー消費を抑え、CO2の排出を削減します。

13 気候変動に具体的な対策を

裁断時のハギレを再利用して紙を作り『ゴミを削減』『資源を循環』

ハギレ名刺

山喜では、裁断の時にでるハギレを紙に混ぜ込んで再生しています。 現在はその紙を一部社員の名刺に使用しており、今後は用途を増やしていく予定です。

ゴミを減らしてリサイクルすることで資源を循環させ、ゴミの処理に関わるCO2の排出を削減します。

12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 15 陸の豊かさも守ろう