アイロンのかけ方
はじめに…
ドレスシャツのアイロン掛けには効率的な手順があり、憶えておくとスムーズに仕上がります。
最初に、アイロンはシャツが生乾きの状態でかけることがお勧め。霧吹きをする手間が省けます。完全に乾いているシャツの場合は、ハンガーに吊して霧吹きで全体を湿らせましょう。
アイロンはできるだけ重たいアイロンがお勧めです。
スチーム機能はお勧めしません。アイロンのスチーム粒子は非常に細かいため、生地が薄い衣類だと水分が素通りしてしまって不向きなのです。水滴が大きい霧吹きの方が、ワイシャツのアイロン掛けに向いています。
アイロンの設定
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高温(180~200℃)
綿・麻など強い素材の衣類に向いています。
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中温(140〜160℃)
ポリエステル・レーヨン・キュプラなどの衣類に向いています。
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低温:(80~120℃)
シルク・ウール・アクリルなどの衣類に向いています。
*基本的には、衣類についている洗濯表示に従ってください。
アイロンがけの手順
アイロンがけの手順をわかりやすく写真で説明します。
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カフスの裏
カフスの裏を引っ張りながら端から端へプレス。
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袖口のタック
カフスからタックに向かってプレス。
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カフスの表
カフスの表を引っ張りながら端から端へプレス。その後、カフスのボタンを留める。
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袖-1
袖下の縫い目にそって袖を平らにしアイロンを上下に当てながら袖口までしわを伸ばす。
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袖-2
袖を裏返して、袖-1同様にプレス。
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衿羽裏
衿の裏側を引っ張りながら端から中央に向かってプレス。衿裏にしわが出そうであれば右、左、中央の順にプレス。
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衿羽表
表地に芯地が接着されている場合端から端へとアイロンをかける。接着していない場合は、衿羽裏と同様。
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上前身頃
ポケット側の衿足を左手で持ちながら上前立をプレスし、アイロンを上下に動かしながらポケットから脇線へとプレス。
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後身頃左
左側のタックを裾まで整えてからヨークを左手で持ち、タックをアイロンで押さえながら、裾からヨークに向かってプレス。(シャツによりタックの位置が違う)
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後身頃右
後身頃左と同様に右側のタックを裾まで整えてから、ヨークを左手で持ちタックをアイロンで押さえながら裾からヨークに向かってプレス。(シャツによりタックの位置が違う)
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下前身頃
ボタン側の前身頃の衿足を左手で持ちながらプレスし、アイロンを上下に動かしながらボタンの間もプレス。
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ヨーク裏
ヨークを平らに整え、ヨーク中心左、右の順でプレス。
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仕上げ
第1~3ボタンを留めて左右の肩を整えてから左右をプレス。