ストライプシャツの種類と、定番トラッドスタイルにおすすめな”ロンドンストライプ”シャツのネクタイコーデを紹介します
- ストライプ柄の種類
●ヘアラインストライプ
●ピンストライプ
●ペンシルストライプ
●ロンドンストライプ
●オルタネートストライプ
●ダブルストライプ
●トリプルストライプ
●オンブレーストライプ - ストライプシャツのマナー
- トラッドな着こなしにおすすめ!ロンドンストライプ
- おすすめネクタイコーディネート
●無地ネクタイ
●ストライプネクタイ
●ドットネクタイ
●小紋ネクタイ - まとめ
1.ストライプ柄の種類
ストライプシャツには幅や間隔によって名前が違います。ここではシンプルで代表的な4種類をご紹介します。
●ヘアラインストライプ
「髪の毛(ヘアライン)のように細い」と表現される、極細ストライプ。遠くから見ると無地のように見えるくらい細く、柄が目立ちにくいので、コーディネートの邪魔をせず使いやすいストライプです。
●ピンストライプ
ピンで描いたような粒々とした極細の点線で構成されたストライプ。普通のストライプよりもラインが柔らかなイメージです。クラシックな柄のひとつ。
●ペンシルストライプ
鉛筆(ペンシル)で描いたような太さのストライプ。スッキリとしつつ派手すぎないイメージです。
●ロンドンストライプ
ロンドンストライプは、色の部分と白の部分が同じ幅であることが特徴です。このロンドンストライプという名前は、実は日本独自の呼び方。アメリカやイギリスではブロックストライプと呼ばれています。ロンドンストライプは「ロンスト」と略されることもあります。
●オルタネートストライプ
オルタネートとは「交互に、互い違いに」という意味。対称ではない柄の一種で、異なった2種類の色や太さのたて縞が交互に並んでいます。少し個性的で存在感のある雰囲気になります。
●ダブルストライプ
同じ縞が2本ずつグループになって並んだ柄。2重のたて縞。線路のように見えることから「トラックストライプ」とも言います。トラックとは「わだち、軌道」の意味。
●トリプルストライプ
同じ縞が3本ずつグループになって並んだ柄。スーツの服地にしばしば見られる柄で、「三本縞」「三筋(みすじ)」などとも呼ばれます。
●オンブレーストライプ
オンブレーとはフランス語で「陰をつけた、濃淡をつけた」という意味で、「オンブレーストライプ」は濃淡のぼかし縞をくり返した柄のこと。また単色で少しずつ幅を太くして変化を付けたストライプ柄も含み、「かすれ縞」「ぼかし縞」とも呼びます。「オンブレーストライプ」と同様の手法で格子柄にしたものは、オンブレーチェック。
2.ストライプシャツのマナー
ストライプシャツはビジネスの場では定番で、相手に対して失礼になることはほぼ無いと言えます。ただ、色が派手なものや、色数が多くカラフルなものは避けましょう。また、会社や業界、職種によって暗黙のルールのようなものもありますので、周囲の方をみて判断されると良いでしょう。
またストライプシャツを避けるべきシーンもあるので注意が必要です。まず冠婚葬祭の場ではストライプシャツは避けましょう。葬儀では白の無地がマナー。結婚式では白の織り柄入りのシャツがおすすめです。またそれ以外でも、面接や重要な商談の場面など、相手に絶対に失礼のないようにする必要があるときは、ストライプではなく、フォーマル度の高い白シャツにしておくのが得策です。
3.トラッドな着こなしにおすすめ!ロンドンストライプ
いくつかあるストライプの中で、今回は特におすすめの「ロンドンストライプ」についてご紹介します。
ロンドンストライプのシャツは柄がハッキリしていて、コーディネートが難しいと思っている方もいるかもしれませんが、伝統があり海外でも人気の柄です。シャープで上品、洗練されたイメージで、クラシック&トラッドな着こなしにぴったり。ストライプシャツのド定番とも言っても過言ではなく、ぜひ一枚は持っておきたい柄です。
色はネイビーが一般的ですが、特に決まりはなく、赤や黒、茶色など様々な色が存在します。線の幅は大体5~10mmくらいのものが主流。線の太さによってもイメージが変わりますので、お好みに合わせて楽しんでくださいね。
次はそんなロンドンストライプのワイシャツとネクタイをどう合わせればいいか。コーデのポイントをご紹介します。
4.おすすめネクタイコーディネート
ロンドンストライプは、ネクタイとの合わせ方で様々な印象を演出できます。ここでは様々なネクタイとの合わせ方と、コーディネートのイメージをご紹介します。
●無地ネクタイ
一番シンプルなコーディネートは、「無地のネクタイ」。ロンドンストライプのシャープなイメージが一番活かされる組み合わせです。ネクタイは何色でもいいですが、同系色にすればさらにスッキリ。フォーマル度高めの大人っぽいコーディネートです。
●ストライプネクタイ
ストライプシャツにストライプネクタイを合わせるコーディネートはトラッド感がアップ。ビジネスシーンに最適です。
このコーディネートの場合は、シャツのストライプよりも間隔が広く(ストライプの幅が広く)、無地の部分が多いネクタイを選ぶのがポイントです。同じような幅のストライプを選ぶと、シャツの柄とぶつかってうるさい印象になってしまうので注意してください。
●ドットネクタイ
ロンドンストライプシャツにドット(水玉)柄の組み合わせはフォーマルでおしゃれ度が高いのでおすすめです。
シックなコーディネートが好きな人は小さいドットで、ベースの色が濃色のものを選ぶと、よりフォーマルで落ち着いた印象に。大きめのドットは若々しく個性的なコーディネートになり、少し上級者向けです。また、シャツとネクタイが柄物の時は、ジャケットやスーツは無地を選ぶようにするとスッキリとして上品なコーディネートに。
●小紋ネクタイ
小紋ネクタイとは、花柄、ひし形などの小さいモチーフが均等に並んだネクタイのこと。バリエーションの多さが魅力です。ロンドンストライプに合わせるときには、シャツのはっきりとした柄とぶつからないようにするのがポイント。同系色で柄がおとなしめなものを選ぶと良いでしょう。また、シャツとネクタイが柄物の時は、ジャケットやスーツは無地を選ぶようにするとスッキリとしたコーディネートになります。
5.まとめ
ロンドンストライプのワイシャツは、トラッドな着こなしに欠かせない、必ず一枚は持っていたいアイテムです。合わせるネクタイにより雰囲気やイメージを変え、色々な場面でロンドンストライプのシャツを楽しんでみてください!