日本ならではの播州レザー
その特徴や魅力をご存知でしょうか?
【播州レザー】とは?
兵庫県の播州地方でなめし、製造された革の事です。
播州地方特有のなめし技法で製造され、国内に流通している革の70%はこの【播州レザー】によるものです。
その歴史は古く、平安時代から続くたくさんの方に愛される革になります。
自信をもっておススメできる
3つの特徴
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1
その品質の高さと
魅力ある特徴 -
2
平安時代から続く
その歴史 -
3
国内流通70%
1 | 品質の高さと魅力ある特徴
「クロムなめし」と呼ばれる加工法が採用されています。
動物の生皮から不要なたんぱく質や脂肪を取り除き、薬品を使用して素材として扱いやすく、加工していきます。
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タイコと呼ばれる大きなドラム式洗濯機のような機械の中で容器を回転させながら皮となめし剤をかき混ぜていきます。
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タイコからなめし剤が浸透した革が取り出されます。この時、なめし剤のクロムに染まった淡い青色の革がウェットブルーと呼ばれています。
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この段階で表面の傷や皮の質をチェックしたり後の工程で作業しやすくするために半分に分割したりします。その後染色していきます。
クロムなめしの際、革は次のような特徴を持ちます。
- ①耐久性が高く傷つきにくい
- ②伸縮性や柔軟性に優れる
- ③熱に強く、経年劣化がでにくい
このため、買った当初の色合いや
質感を保ちたい人には
オススメの一品になります。
2 | 平安時代から続く歴史ある産業
平安時代末期の法令集「延喜式」の中でも記されている播州の革産業。
当時の武士から相次いで求められるようなしなやかで上質な強い革でした。
皮の加工に適した豊かで綺麗な流れる水、比較的温暖で雨が少なく天日干しがしやすい気候、原料の牛皮が手に入りやすかったことなど、好条件が揃った播州では、長く皮産業が栄え、歴史あるレザーを生産する名所になりました。
3 | 国内流通70%
姫路市は昔から皮革産業が盛んで、現在でもタンナー(動物の皮をなめし、製品の用途に合わせて加工し革にする人や企業)の数は100を超えており、国内における革製品の生産量は日本一を誇ります。現在、日本で流通している革製品の7割は播州レザーといわれています。